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オフィスコンビニの課題をどう解決する?進化する防犯・盗難対策の最前線

無人のコンビニやセルフ販売の店舗が、いろいろな場所で見かけられるようになってきました。
駅構内やオフィスビル、マンションの共有スペースなど、これまで有人だった場所が無人化されています。無人化にすることで、人手不足の対策になったり、運営コストを抑えられたりと、大きなメリットがあります。
ただ一方で、無人ということは、その分トラブルが起きやすくなるという側面もあります。
中でも、盗難や不正な持ち出しに関する課題は、よく話題にのぼります。こうしたリスクを懸念して、導入を見送る企業もあるほどです。
無人店舗で実際に起きていること
無人店舗の魅力は、手間がかからず、すぐに買い物できることです。人と接する必要がないため、気軽に立ち寄れるというのも大きなポイントです。
ただ、この「気軽さ」が裏目に出ることもあります。
実際、日本でも商品をスキャンせずにそのまま持ち出すケースが確認されています。
報道などで取り上げられている代表的な手口には、次のようなものがあります。
- スキャンするふりをして、実際には通さずに商品を持ち出す
- 小さな商品をポケットやバッグに入れて出る
- 複数人で来店し、1人が注意を引いてもう1人が盗む
- 別の客と一緒に入店し、入店記録を残さず窃盗する
- 決済画面を偽装したり、後からキャンセル処理をする
こうした行為は、無人だからこそ起きやすいものです。人の目がないことで、行動へのハードルが下がってしまうという問題があります。
技術でどう防ぐか
こうしたリスクに対処するために、無人店舗ではさまざまな技術が使われています。中でも、よく導入されているのは次の3つです。
1. AIカメラで動きを見張る

AIを使ったカメラは、来店者の動きや手の動きを解析して、不自然な行動を検知します。
たとえば、棚から商品を取ったあと、スキャンせずにバッグへ入れるといった動きには、反応するよう設計されています。
2. 入店時に認証をはさむ
QRコードやアプリ認証で入店するスタイルも増えています。これにより、登録された人だけが店舗に入れるようになるため、一定の抑止力になります。
3. 商品の動きを感知するセンサー
RFID(ICタグ)や重量センサーを使って、棚から商品が取られたときに、それが正しくスキャンされたかどうかをチェックする仕組みもあります。
もしスキャンされずに商品が動いた場合、アラートが出るようになっています。
効果的な盗難対策とは?

盗難を防ぐには、ひとつの技術だけに頼らず、いくつかの仕組みを組み合わせることが大切です。実際の店舗でも、次のような構成で対策が取られています。
AIカメラと入退場の管理を併用する
これにより、来店者の流れや行動パターンを把握でき、不審な動きにもすぐに気づけます。
ERP(在庫管理システム)とRFIDタグを組み合わせる
商品の位置や移動をリアルタイムで追跡できます。これにより、在庫の異常を即座に検知できます。
定期的な棚卸し
在庫の差異があればすぐに原因を確認します。この作業は地味ですが、確実な防止策のひとつです。
アラート時の対応フロー整備
トラブルが発生したときに、誰が、どの順序で、どのように対応するのかを明確にしておけば、迅速な対応が可能です。
人の目による監視

遠隔からの監視や、必要に応じたスタッフの巡回を取り入れます。これにより、無人店舗であっても、人の目による安心感を加えることができます。
こうした対策をバランスよく組み合わせることで、より堅実なセキュリティ環境が整っていきます。
安心して使えるオフィスコンビニを目指して
無人店舗は、便利で使いやすい一方で、トラブルが起きやすい環境でもあります。
だからこそ、監視・制御・管理のバランスがとれた仕組み作りが欠かせません。
なかでも、AIカメラ、アクセス認証、RFIDや重量センサーの組み合わせは、すでに多くの店舗で効果を上げています。盗難を減らすだけでなく、店舗管理者や企業が精神的にも業務的にも余裕を持てます。
「現場を直接見張っていなくても安心して任せられる」という運営体制が実現し、店舗展開やサービス改善に集中しやすくなるわけです。
今後、オフィスや学校、公共施設などでも無人店舗がさらに広がっていくことが予想されます。利用する側も、運営する側も、安心して使える仕組みをどう作るかが大きなテーマになっていきそうです。
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