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ワークライフバランスは「世代論」ではない―全世代の理想と現実のギャップを埋める方法

ワークライフバランスという言葉がよく聞かれるようになりました。

2025年に誕生した、史上初の女性内閣総理大臣が、与党総裁選で選出された後の挨拶に「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。」という発言をしたことも記憶に新しいです。

「でも、ワークライフバランスって、若い世代が気にするものですよね?」
そう考えている方は多いのではないでしょうか。

メディアでは、ワークライフバランスと若手社員の離職を結び付けて取り上げられがちです。その背景には、「この企業はワークライフバランスが実現されていない」という判断や、「仕事より私生活を優先する」という新入社員の意識変化がある、と報じられています。

けれど、実際のデータを見ると話は少し変わってきます。

複数の調査結果から浮かび上がるのは、どの世代にも「理想」と「現実」のズレが存在するという事実です。
しかも、そのズレ方は年代ごとに少しずつ違っています。

本記事では、人材分野の調査機関などが実施した複数の調査結果をもとに、
年代別のワークライフバランス意識を、事実ベースで整理していきます。

以下の調査を参考にさせていただきました:
参考
Job総研「2023年 ワークライフ実態調査を実施しました」
JAC リクルートメント あなたは何型?令和の「理想の働き方」タイプ診断
パーソルホールディングス 全国の就業者10万人を対象とした「はたらく定点調査」に見る世代別の就労意識
YouGovアメリカ人のワークライフバランスに対する考え方

ワークライフバランスとは仕事と私生活を無理なく両立させること

ワークライフバランスとは、仕事と私生活のどちらかを我慢することなく、無理なく両立させる考え方です。

たとえば、 仕事が忙しすぎて家で休む時間が取れなかったり、 逆に私生活を優先するあまり仕事に支障が出たりすると、どこかに負担がたまります。

「ワークライフバランスが取れている」とは、仕事をきちんとこなしながら、家族との時間や自分の時間も確保できていると感じられる状態です。

20代―理想はプライベート重視、現実は仕事優先

20代は、ワークライフバランス意識が最も語られやすい世代です。

実際、理想として「プライベート重視」と答えた割合は74.0%
4人に3人が、仕事よりも私生活を大切にしたいと考えています。

ところが、同じ調査で、実際の働き方として「仕事重視」と答えた割合が多数派となっています。

この年代は、新しい環境に慣れるための努力、スキル習得への時間投資、職場の人間関係の構築が欠かせません。そういった現実を見つめ、理想はあるけど、現実には今ががんばりどころと認識する(せざるを得ない)年代です。

30代―理想と現実のギャップが最も大きい世代

30代は、最も「余裕がない」と感じやすい世代です。

理想の面では、 「プライベート重視」と答えた割合は74.4%に達していて、20代とほぼ同水準。

しかし一方で、「時間的なゆとりがある」と答えた人の割合は、全世代で最も低くなっています。

仕事では中核を担い、家庭では責任が増え、 自由に使える時間は減っていく。
この世代で、理想と現実の差が最も大きくなることは、複数の調査で示されています。

40代―理想は維持、実務は仕事優先

40代は、企業の中核を担う「責任世代」です。
部下、上司、家庭。
あらゆる方向からの期待を受け止める立場となります。

プライベート重視を理想とする割合は70.2%
数値だけ見れば、依然として高水準を保っています。ただし、実際の働き方では「仕事重視」が多数派です。

理想は持っている。
けれど、現場のマネジメントに加え、経営層との板挟みになることも増える。
プライベートの時間を削らざるを得ない状況が当たり前のことになっていきます。
理想と現実が交わることなく続いていく年代です。

50代―理想の比重は下がり、仕事優先が定着

50代になると、プライベート重視を理想とする割合は58.3%
20代から40代の世代が70%台であったことに比較すると、明確に低下しています。

そして現実の働き方では、約7割が仕事重視
「仕事中心」という状態が定着しています。
とはいえ、ワークライフバランスを軽視しているわけではなく、「仕事中心の生活の中でも、最低限の私生活を維持すること」へと、その「理想値」そのものが変化していると考えることができます。

60代以上―相対的に「ゆとり」を感じやすい層

定年を迎え、あるいは再雇用やフリーランスとして働き続ける60代以上は、「心のゆとりがある」と答えた割合が最も高い年代です。

第一線から退き、働く時間や仕事内容を自分でコントロールできるようになることで、長年の仕事からくる圧迫感から解放されるのかもしれません。

また、海外調査では、 55歳以上の約80%がワークライフバランスを重要視しているという結果もあります。

データから見える世代間の共通点と違い

ここまで見て浮かび上がってくるのが、どの世代にも「理想と現実のズレ」が存在するということです。

  • 20代はプライベート重視の理想が7割を超え、理想値が最も高い。
  • 30代は「時間的なゆとりがない」と感じる割合が最も高く、最もギャップに苦しんでいる。
  • 50代では理想値そのものが現実寄りに変化し、「仕事中心」の働き方が固定化している。

ワークライフバランスは「構造の問題」

ワークライフバランスは、特定の世代の「甘え」や「価値観の変化」といった「世代論」で片づけるべきものではありません。

どの世代にも、「こうありたい」という理想と「こうせざるを得ない」という現実の差が存在します。その差は、個人の意識よりも、 働き方や環境といった構造の影響を強く受けている可能性があります。

ワークライフバランスの改善は、「若者の意見を聞く」というレベルの話ではなく、全世代の生産性と幸福度を高めるための、企業や社会のシステム設計に関わる問題です。

ここまで読まれて、今、どの世代のギャップに最も共感しましたか?
そして、そのギャップを埋めるために、組織として何ができるでしょうのでしょうか。

ワークライフバランス改善にオフィスコンビニの導入を

どの世代も理想と現実の間にギャップがあり、特に30代や40代の中堅層は、「時間的なゆとりがない」という現実と戦っています。

この「時間」のゆとりこそ、ワークライフバランス改善の鍵です。

通勤時間や昼休憩にコンビニへ移動する数分のロス、あるいはランチを買いに出る手間。
こうした小さな「ムダ時間」は、忙しい中堅層にとってはじわじわとかかってくる負担です。社員が感じるこういった負担に対して、企業ができることの代表例のひとつに、オフィスコンビニの設置があります。

無人コンビニ

理想と現実のギャップを、一気に埋めることはできません。
しかし、日常の負担を一つずつ減らしていくことはできます。
オフィスコンビニの設置について、詳しい情報やご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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